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銘柄分析 | 意外とニッチ?ファイバーゲート
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こんばんは、きむきむです。

今日は僕が最近注目している銘柄として、ファイバーゲート(9450)を分析したいと思います。
非常に分かりやすいビジネスモデルで、以前から監視銘柄として動向を見ていました。

僕に限らず、多くの人が毎日のように使用しているであろう"Wi-Fi"のサプライヤーです。

事業内容

ここのビジネスモデルは非常にシンプルで、Wi-Fi事業に特化しています。
・レジデンスWi-Fi事業
・フリーWi-Fi事業
の2代柱になっており、そこからのフロー収入(新規契約時の収入)とストック収入(サービス利用による継続的な収入)を得る事に注力しています。


レジデンスWi-Fiは主に賃貸マンション向けとなっており、その入居者が無料で利用できるWi-Fiを提供しています。

最近ではマンションで入居者を募集する際にはインターネット接続環境完備、ケーブルテレビ利用可能など、何らかの付加価値をつける事が増えてきており、呼び込み強化の為その流れは年々加速しています。


そんな中で、Wi-fiについても入居してから個人で契約するのではなく、マンション自体に始めから完備する物件が増えており、この事業は順調に伸長しているようです。


次にフリーWi-Fi事業ですが、これは公共の場所や飲食店等で使用できるWi-Fiの事で、最近は外を出歩いていても分かる通り、利用できるエリアは多くなってきていますね。
今後、外国人の訪日がどんどん増えてくる事を考えると、フリーWi-Fiの需要はさらに拡大していく事になるでしょう。

時々、道を歩いていると急にスマホのネット通信が遅くなったかと思ったら、実は電波の弱いフリーWi-Fiをスマホが自動的に捉えにいってしまっててイラッとするなんて事もありますが(笑)

他社との競合

Wi-Fi事業と聞くと、競合他社はたくさんあるのでは?とイメージできそうなものですが、その辺りはちゃんと考慮しているようです。

同社がレジデンスWi-Fiのメインターゲットにしているのは、既築・小規模物件です
新築物件というのはそれだけで魅力となり、放っておいても興味をもってもらえる事が多いですが、古い物件の場合はそうはいきません。
居住者を募集するときにピカピカの新築と勝負していくには、家賃を下げるだけでは不十分です。

そんな背景から、最近はそういったマンションに付加価値をつける動きが加速しています。
ちなみに僕が住んでいる賃貸マンションも契約当時から新築ではありませんでしたが、大家さんの計らいで、JCOMが無料で視聴できるようになっていたりします。こういうのは地味に嬉しいものですね。

そんな付加価値としてよく選ばれるのがWi-Fiです。
日本の賃貸住宅は、3分の2以上が20戸未満の小規模物件らしいので、そこの需要を勝ち取る事を注力する事で他社と差別化していこうという考えで事業展開をしています。

よって上記に絞った分野で考えると、なかなかにニッチな市場、ブルーオーシャンと見ることが出来そうですね。

業績

ストック収入、フロー収入の推移


上記はここ最近のビジネス収入の推移ですが、ストック収入は継続利用や機器レンタル等の収入が安定して伸びているため、右肩上がりになっています。

フロー収入については時期により新規契約数が上下しているようですが、昨年同期比では伸びています。

同社の狙いとしては、フロー収入はあくまでストック収入への入口と捉えているので、この収入推移はひとまず順調だと言えるのではないでしょうか。

次に、実際のレジデンスWi-Fi契約戸数とフリーWi-Fiアクセスポイント数の推移についてです。
伸びが少し鈍化してきているのが少し気になりますが、右肩上がりの状態が続いています。

財務ハイライト
直近の貸借対照表

ここ数年の財務状態ですが、2018年に東証マザーズ上場&株式分割(1株→2株)、2019年に東証1部上場を果たした事で一気に資金が入ってきています。

売上高は順調に伸びており、利益率は30%以上をキープ、自己資金比率も安定している事から、財務としては良好な状態になっているかと思います。

直近の貸借対照表ですが、拡大する需要に対応するべく先行投資を拡大させている関係で、現預金を減らし固定資産増、純資産としても少し伸びています。

直近の株価推移

週足チャート


2018年の間は、業績好調・株式分割・東証1部上場とトントン拍子に進んできた事で株価も2200円まで大きく上昇していましたが、ここ半年ほどはトレンド転換してしまい、完全に下目線なチャートになっています。
ひたすらに売り込まれ、ピーク時には70倍近くあったPERは現在35倍ほどまで減りました。同社を成長株と捉えるなら、なかなか割安な水準にはなっているでしょうか。

テクニカル的には、週足長期線を下抜け、さらに直近2回踏みとどまった1300円の支持ラインをも下抜けてしまいました。非常に弱気なチャートですね。

やはり大きな原因としては、今年から始まる5Gの存在かと思います。

現状のWi-Fiの主流規格はWi-Fi4(IEEE802.11n)、Wi-Fi5(IEEE802.11ac)となってますが、5Gはそれを超えるスペックとなっている為、今後5Gが広まっていくにつれて、Wi-Fiの必要性が薄れていくのでは、という懸念を多数の投資家が抱いているのでしょう。

ファンダメンタルから見ても、テクニカルから見ても、今はちょっと買いづらい状態になっています。

今後の展開予想

今は厳しい状態が続く同社ではありますが、今後としてはそこまで後ろ向きな事ばかりではないと思っています。

まず、5Gは今年から本格的に普及させていく予定とはなっていますが
おそらくネットワーク網を完全に張り巡らせるには数年の時間を要するでしょうから、すぐさま同社の売上が下がる事態にはならないかと考えています。

また、高速・大容量通信が可能になる5Gですが、そもそもどれだけの人が今すぐそれを求めているか、というのが1つあります。
動画を頻繁に視聴したりする人にとって5Gは非常にメリットがあると思いますが、一方では、現状の4Gで十分と考えている人もおそらく多数いるはず。
そんな中、実際に5Gのサービスが開始されたらどうなるでしょうか。

通信料が高額となってしまう5Gよりも、比較的安価で通信網がすでに整備されていて安定したサービスを享受出来る4G WiFiを選択する人が、少なくとも完全に5Gが普及するまでの数年間は一定数いるはず。

昨年の株価動向を見ていると、5G関連銘柄の上昇が目立っていましたが、半ば期待が先行しているような値動きに見えなくもなかった気がします。
それが実際に5G普及がスタートした後に、その過剰な期待が剥落する場面が来ると仮定すると、このファイバーゲートが逆に再評価されていく流れになる事にもつながるかも、と個人的には思っています。

さらに、このWi-Fi自体のスペックについても進化しています。
5Gに追随すべく、Wi-Fi6(IEEE802.11ax)が次世代標準規格として設定されており、すでに導入が始まっています
普及が進んでいけば、5Gとのスペックの差によって需要が減ってしまうという事も考えにくくなるかも知れません。

その辺りを考えて、今は先行して少しだけ買いポジションを持っています。


最近はコロナウイルスで世界的に株安状態が続いている事もあり、今は決して無茶して買える状況ではありませんが、ある程度終息した後に仕込むチャンスが来れば、買い増す事も考えていくつもりです。

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