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【訴訟】を起こされた銘柄、その後を追ってみた
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こんばんは、きむきむです。

最近、ダブル・スコープ(6619)という銘柄が旭化成から訴訟を起こされて大変な事になってますね。

旭化成(3407)は4日、ダブル・スコープ(6619、WSCOPE)と同社の韓国子会社に対して特許権侵害訴訟を韓国・ソウル中央地方法院に1月29日付で提起したと発表した。旭化成が保有するリチウムイオン2次電池用セパレーターの韓国における特許を侵害したとして、WSCOPEに韓国での同製品の製造・販売の差し止めと損害賠償を求める。

引用元:日経QUICKニュース(NQN)


このニュースが発表されたのは2/4の後場に入る直前くらいだったかと思いますが、前場まで 950円だった株価が735円まで一気に下落しました。

 

株式投資した事ある人なら誰もが考えると思うのですが、こういう銘柄を見つけたらひたすら空売りを仕掛けておけばどんどん儲かるのでは?と一度は思うはず。

 

そこで今回は、訴訟を起こされた銘柄をいくつか挙げて、その後の株価推移を分析してみたいと思います。

コロプラ

引用元:白猫プロジェクト公式サイト

まずはここ、コロプラ(3668)。
数年前にスマホアプリ「白猫プロジェクト」を大ヒットさせたゲーム会社です。
同アプリの売上が絶頂期の2014年には株価5000円近くまで上昇していた時代もありました。


確かに面白かった。僕も当時はかなりヘビーに遊んでいた記憶があります。



しかし流石にピークは過ぎ、そしてそれに変わるビッグタイトルを見つけられない状態が続くと、業績の悪化と共に株価もどんどん下落していきました。



そして株価1200円台をウロウロしている2018年始めに、あの巨頭が動きました。
それがコチラ。

任天堂はコロプラのスマホ向けゲーム「白猫プロジェクト」の生産、使用、電気通信回線を通じた提供の差し止めと44億円の損害賠償、遅延損害金を求めている。コロプラは「当社のゲームが任天堂の特許権を侵害する事実は一切ないものと確信しており、その見解の正当性を主張していく」と全面的に対決する姿勢を示している。業績への影響については、「現時点で見通すことは困難だが、今後開示すべき事項が発生した場合には速やかに開示する」としている。

引用元:会社四季報ONLINE

 

まさかの任天堂が、コロプラの白猫プロジェクトについて、特許侵害を理由に提訴しました。
キャラクター操作をする際に採用している”ぷにコン”と呼ばれるコントローラの仕様が、任天堂の特許に抵触するという内容です。

コロプラは自社の正当性を主張し断固戦う姿勢を示しますが、いかんせん相手が悪すぎました。



発表翌日の2018年1月11日、株価は大暴落。一時は22%超も下落しました。
それ以降、業績悪化も相まって一年以上に渡り株価は低空飛行をしています。



その状況が突如急変したのが、2019年9月。
スクエニと共同開発し世に放ったドラクエウォークにより、株価はストップ高連発の急騰。
それまで700円前後だった株価は1ヶ月足らずで1900円にまで達しました。



材料が尽きると、また元の株価までズルズルと下落していってますが・・・。

 

コロプラ 週足チャート

ジョンソン・エンド・ジョンソン

米国株も見てみましょう。


製薬、医療機器その他のヘルスケア関連製品を扱う多国籍企業、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)。
高配当かつ連続増配50年を超える超優良株。長期投資の候補筆頭として世界的に有名です。
僕も米国株ポートフォリオの中に組み込んでいます。



そんなJNJでも、実は訴訟騒ぎになる事がけっこう頻繁にあります。


2019年10月18日、同社が製造しているベビーパウダーから発がん性物質・アスベストが検出されたという事で、自主回収に踏み切りました。



ベビーパウダーについてはこれが初めてではなく、このアスベストのせいでがんを発症したと訴える人達が、数年前から多数訴訟を起こしていたようです。
それに対してJNJが具体的に動いたのはこれが初めてでした。



翌日は6%超下落してしまいますが、やはり業績安定銘柄という事で、一定の買い支えが入ります。


また、高配当銘柄というのはそれだけで買い材料になりますので、日本のJT(2914)なんかもそうですが、株価が下がっても必ず配当狙いの買い圧力がかかります。


結果だけ見ると、この訴訟は完全に買い場になってますね。

2020年2月現在もなお、ゆるやかな上昇が続いています。

 

JNJ 日足チャート

ダブル・スコープ

冒頭でも挙げた、ダブル・スコープ(3668)。
提訴が発表された後場から株価急落、ストップ安に。


しかし翌日、寄りはさらに20%も下落した株価からのスタートになりましたが、その後急変。
何と、前日比+8%でその日の取引を終えました。


短期でのリバウンドを狙った投機家が大量発生しており、完全にマネーゲームの様相を呈しているような値動きですね。
出来高についても異様に膨れ上がっている事からもそれが伺えます。



その後日からは株価、出来高ともに落ち着きを取り戻しています。

 

ダブル・スコープ 日足チャート


この銘柄は数日前の決算でも示されたように、連続赤字な上に配当もなくなる等、業績不安定な状態が長期間続いています。
月足チャートを見ても、キレイな下降トレンドになっています。

 

なので、一見するとひたすら空売りだけしておけばどこまでも利益が出そうにも思えます。
ですが、上記のような短期筋が介入してくる為、そう単純にはいかないようです。



株価1000円を切るような小型株は特に、業績関係なく株価操作される事が往々にしてありますからね
空売りをするならタイミングを考えておかないと、思わぬ大火傷をするかも知れません。

 

ダブル・スコープ 月足チャート

まとめ

他にも、

  • リコール騒ぎを起こしたトヨタ自動車
  • 糖尿病治療薬「アクトス」に発がんリスクがあることを隠していたとして訴訟を起こされた武田薬品

なども見てみましたが、その後の株価は回復し、以前よりも高値をつけています。



やはりその後の株価がどう推移していくかは、元々の業績がどうなのかが非常に重要になってくるという事が分かります。


自力の高い会社は、不具合が1回あった程度では倒産に瀕するほどピンチに陥いるというのは稀で、長期的に見ると高確率で再び上昇していきます。


まあ株価は本来、会社の業績を織り込むようにして推移する事を考慮すれば、当然と言えば当然ですよね。

 

よって、まとめとしては以下のようになります。

結論
訴訟を起こされた銘柄については
・長期投資をしたい銘柄(今後の業績を信頼している)の場合、積極的に買っていく
・好材料で短期的に高騰する可能性があると考えるなら、少しずつ仕込むのもアリかも
・短期の値動きを取るのはリスクが高いので控えた方が無難

 

こういう時の為にも、普段から投資したい銘柄を探しておきたいですね。


以上、少しでも参考になれば嬉しいです。

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