
こんばんは、きむきむです。
連日の暴落、気が滅入りますね。
恐ろしい相場になってきました・・・。
そろそろ底では?と思わせての、3/12NWダウ史上最大、2352ドルもの大暴落。
翌日の日経平均株価も前日比1128円の暴落。
投資家なら全員頭を抱えたくなるこの無慈悲な地合いの中、twitterを見てると
退場します。今まで本当にありがとうございました。
投資資金の大半を溶かしました。これ以上はもう無理!!!!
などなど、悲観的なツイートが非常に多く見られるようになりました。
長期投資家を名乗っていた人が狼狽売りをしたり、
短期トレーダーが無理なリバウンドを狙って大怪我したりと、
この地合いに押され、我を見失い迷走してしまう・・・。
そんな絶望的な状況だからこそ、今一度考えておきたいのが
自分が軸としている投資方針は何なのか?ということです。
最低でも、以下で書くようなことくらいは決めておく必要があると思います。
ここがしっかり決まっていないと、今回みたいな暴落が来た時にすぐ狼狽し、
的確な判断ができなくなってしまいます。
投資、トレード。どちらがしたいのか?
- 投資の場合
例えば、米国株に投資している人。
今年に至るまで、株価が非常に安定して上昇トレンドを形成していたこともあり、
米国株を始める個人投資家がここ数年で急増しているように思います。
あまりの安定っぷりに、日本株の経験なしにいきなり米国株を始める人もいるくらい、人気化しましたね。
ここで言えるのは、米国株を保有している人は
ほぼ全員が長期保有をするつもりで買っていますよね?
日本株に比べて手数料が割高な米国株でデイトレをする人なんている訳ありませんし。
僕の場合は日本株でトレードしつつも、メインは米国株の長期投資にウエイトをかけてます。
上のツイートはこの前の僕のつぶやきですが、
長期投資家にとって、この暴落はただのチャンスですよね?
今の時期は喜んで買い増しを進めていくべき場面です。
間違っても損切りして全部売っ払う場面ではないはず。
まあ、保有期間が数年くらいのレベルで考えていた人であれば、多少の損切りはアリかと思いますが。
- トレードの場合
ここでいうトレードの定義とは
- 数日から数ヶ月の間、保有を継続する売買
- 業績関係なく、テクニカル要素や思惑材料など、短期的な要素を根拠とした売買も含む
このあたりを指します。
この場合は長期投資よりもさらに明確にルールを決めておかないと、
とんでもない塩漬け株を無駄に作ってしまうことになります。
テクニカルを根拠に買った銘柄があるとすれば、もう今の時点でほぼ全ての銘柄が
チャートがめちゃくちゃ、リバウンドを期待するしかないような絶望的な形をしていますので
順張りでトレードしていたならば、今の時点で全て損切りが済んでいる状態でないといけません。
まだ持っているなら、それは大失敗なトレードです。
買ったときの前提が崩れているのに、未練だけでズルズル損切りを引き伸ばしているだけですから・・・。
トレーダーにとって、資金を回転させることはパフォーマンス向上のために必要なこと。
塩漬け株なんて作っていては、著しい機会損失を招くことになります。
材料待ちな銘柄に資金を入れている場合は、
その材料を消化する or 無くなるまで保有を継続するというのも手ですが、
そこは自分の懐具合と相談ですかね。。
キャピタル、インカム。どちら狙いなのか?
- キャピタルゲインとは、株を購入時より高い値で売却することで差益を得ること。
- インカムゲインとは、配当など、保有することで収益を得ること。
自分の狙いがどちらにあるかによって、立ち回り方はまた変わってきます。
まずキャピタル狙いの人で積極的に利益を求める人は、
まだ暴落が続くと見ているなら
- 一旦全て損切りして底に到達するのを待つ
- 空売りして暴落を利益に変える
など動いても良いかも知れません。
ただ現在は、日経平均株価は連日1000円前後の暴落および反発の急騰が続いており、
上記で利益を取るには相当に難易度の高い相場が続いているため
無難にいくなら静観するのがベターですね。
インカム狙いの人は、高配当株がさらに安く変える大チャンスです。
基本的な立ち回りとしては、長期投資家と同じく、
安くなったところを買い増していく戦略になるかと思いますので
投資先がよほど危ない経営状態になっていない限りは、買い増しで良いと思います。
むしろ、配当狙いなのに株を手放してどうすんの?という感じですね。
短期、中期、長期。時間軸は?
自分が利益を取りたいと思っているのは、
- 数秒後
- 数時間後
- 数日後
- 数カ月後
- 数年後
- 数十年後
どのあたりでしょうか。
短期でも利益を求めているスキャルパーやデイトレーダーの人達は
自分で明確な売買ルールを決めており、常にそれに従ってトレードをしているはず。
損切りの遅れは致命傷になりますから、常に素早い判断が求められます。
ダメならすぐに切れる決断力が必要です。
一方、数年後や数十年後に利益を取れていたら良いという人は
数日レベルの落ち込み程度では動じません。
長期的な展望が崩れない限り、バイアンドホールドを続けるのみです。
この両極端のスタンス。
実は共通点があります。
それは、明確な根拠を元にポジションを持ち、それが崩れない限り保有を続ける
ということです。
まとめ
株価暴落で狼狽しないようにするために必要なのは、メンタルの強さではありません。
- 売買する際に明確な理由を持つこと。
- それを忘れないこと。
- それが崩れるまで保有を継続すること。
- それが崩れたならすぐに損切りすること。
これらを意識することが全てだと思っています。
上項で書いたことのいずれも、
結局は「明確な理由を持つこと」という一点に繋がります。
来週以降も、ボラが大きく厳しい相場が長期化する可能性が大いにあります。
なんとなくで株やっているような雰囲気投資家は、ガンガンふるい落とされてしまうでしょう。
こんなときこそ今一度初心に返り、自分投資スタイルについて真剣に考えてみましょう。
そして、それを守り抜くこと。
そして何より、退場しないこと!生き残ること!
これに集中しましょう。
この嵐をうまく耐え抜ければ、近い未来、
自分の投資スキルをさらに上のレベルまで引き上げてくれるのは間違いないです。
その経験を出来るのは今しかありません!