

昼間は仕事、家に帰っても育児をしたりと自分の時間をなかなか確保出来ず、うんざりすることが多いですよね。
僕も現在、妻と子供0歳と一緒に住んでいますのでお気持ちはよく分かります。
そんな状況の中、投資を勉強し本格的に始めていくのはなかなかにハードルが高いです。
でもこれからの時代は、全ての人が投資をやっていく必要があると僕は思っています。
そこで今回は、子持ちサラリーマンの方はもちろん、他にも
- 空き時間がない
- 空き時間はあっても投資の勉強をするのは面倒
- でも将来のことを考えると金銭的に不安
といった方にも最適、かつシンプルな投資方法を紹介します。
もちろん、ガッツリ投資したい!という方にとっては別の選択肢がたくさんあるということだけご了承ください。
目次
子持ちサラリーマンにオススメの投資方法
ポイントとしては、以下の通り。
- 限りなくリスクを低減できる
- 投資について継続的に勉強する必要がない
- 基本的にほったらかしでOK
- 自分の感情に左右されず、機械的に投資出来る
- 誰がやっても同じように運用出来る。再現性が高い
これを全て満たした投資手段が、子持ちサラリーマンに最適な投資と考えます。
上記を考慮すると、基本的に長期投資一択になります。
ここで言う長期というのは、20年、30年というレベルで行うかなりゆったりした投資を指します。
ということで、僕のオススメの投資対象は
- 米国ETF
- インデックス投資信託
のいずれかです。
米国ETFを買う
僕が1番オススメしたいのがこれ。
アメリカの主要銘柄に広く分散投資するETF(上場投資信託)を、分割で買っていく方法です。

と思う方もおられるかも知れませんが、これはごく自然な選択肢です。
アメリカはこれまで世界を先導する超経済大国として君臨しており、これまでの経済成長はこの200年間ずっと右肩上がりが続いているという実績があります。
だからと言って、今後も同じように右肩上がりになるのかはもちろん分かりません。
しかし、アメリカの人口は日本とは違ってさらに増えていく見込みとなっており、まだまだポテンシャルがあることを考慮しても、やはり高い確率で今後もさらに経済成長を続けていくと予想できます。
なので、アメリカの株式に長期で投資しておくだけで資産を増やしていくことが十分可能だと考えています。
米国ETFの選択肢として僕があえて独断で選ぶとすれば、以下になります。
株価指数の伸び通りに素直に資産を伸ばしていきたい(キャピタルゲイン重視)
- バンガード S&P500ETF (VOO)
- SPDR S&P500 ETF (SPY)
高配当を確実に得たい(インカムゲイン重視)
- バンガード米国高配当株式ETF (VYM)
- SPDR ポートフォリオ S&P500 高配当株式ETF (SPYD)
ETF自体は他にもいくつか種類がありますが、経費率や配当利回りなどを考慮すると、上記あたりが良いと考えています。
人それぞれの状況次第で何を選ぶかは分かれますが、資金力が低いうちは、どちらかというとキャピタルゲインを得ることに集中したほうが資産増加が早いです。
これらのいずれかを、毎月決まった額だけ買うようにするだけでOKです。
もしくは、個別株と同様にリアルタイムでの売買が可能なETFですので、今回のコロナショックで暴落したタイミングで一気に買い込むのもアリです。

と思っている方もおられるでしょう。
でも、考えてみてください。
あのアメリカが経済的に停滞・衰退していくような事態になっているとき、他の国が逆にアメリカを超える程に経済発展している未来が想像出来ますか?
僕にはそんな想像出来ません。
なのでアメリカ一択で問題ないと考えているのです。
アメリカがダメになってるときは、おそらく世界的に深刻なリセッション(景気後退)に陥っているときではないでしょうか。
今回のコロナショックみたいにね。
アメリカに次ぐ大国としては中国やインドなども挙げられますが、アメリカを超えるほどに経済発展するのはまだまだ時間がかかると考えています。
また、米ドルは2020年5月現在で1ドル107円付近を推移してますが、将来的には円安になると予想している人が多いです。
円安になるということは、ドル高になるということです。
要するに、いずれドル高になる前に円をドルに変えて米国ETFを買っておけば、将来はETFの値上がりによるキャピタルゲインにドル自体の値上がり益(為替差益)も上乗せで狙うことができるというわけ。
そういった意味でも、米国に投資するというのは非常に将来性の高い投資だと言えます。
インデックス投資信託を買う

という方は、投資信託を毎月定額で自動買付する方法が手軽です。
投資信託は、以下の2種類に大別されます。
- インデックスファンド(株価指数と同じ程度のリターンを目指す運用)
- アクティブファンド(株価指数を上回るリターンを目指す運用)
そのうち、長期保有で選ぶのは、インデックスファンド一択です。
例を上げるなら、個人的にオススメなのが
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- たわらノーロード
あたりですね。
投信であれば買付手数料はゼロですし、信託手数料も非常に低く、長期でじっくり積み上げていくには最適です。
一方、アクティブファンドについてですが、最も有名なのはひふみプラスあたりでしょうか。
このファンドは、アベノミクス相場では他のインデックスファンドを全く寄せ付けないほどの凄まじいリターンを生み出した、個人投資家に大人気のファンドです。
日経平均株価が右肩上がりを続けていた2017年当時は、投信ランキング1位だったこともあります。
が、今回のコロナショックではインデックスファンド以上に基準価格(株価のようなもの)が暴落してしまいました。
ひふみプラスに限らず、一般的なアクティブファンドは、好景気時には強いが不景気時にはめっぽう弱いという特徴があります。
子持ちサラリーマンが考えるべきではない投資方法
今度は逆に、時間がない子持ちサラリーマンが基本的に考えるべきではない投資方法を紹介します。
ちなみに、以下の投資を全否定する訳ではありません。
あくまで、時間がない子持ちサラリーマンだったら極力ヤメておいたほうが良いというだけで、投資に対してある程度の時間とやる気を有している人は、積極的にチャレンジしていけば良いと考えています。
アクティブファンドや個別株への投資
上述の通り、アクティブファンドは市場以上のリターンを狙う運用ですので、その分、株の売買を頻繁に繰り返す必要があります。
簡単に言うと、それがむしろ結果として余計な売買となってしまうことが多く、長期で見るとマイナスに働くという理屈です。
これは、投資家の中では超有名な「敗者のゲーム」という本です。
投資初心者の方にぜひ読んでほしい一冊ではあるのですが、投資に関する予備知識が全くない状態で読み始めると、高確率で読破を断念することになります。
僕も投資を始めたてのときに読みましたが、専門用語が数多く出てきて初心者には難解な箇所が所々あるため、半分も読まないうちにそっと本を閉じて昼寝してしまいましたw
読むのが面倒な方のために内容をざっくりまとめると、
- 投資において、素人がプロに勝とうとするのは無駄な行為
- アクティブファンドの運用成績は、過去50年で見るとインデックスファンドの成績にはほとんど勝てていない
- 市場に勝とうなんて余計なことは考えず、とにかく超長期でインデックス投資をひたすらに続けていくだけで良い
という感じですね。
売買回数が多くなるということは、売買手数料もその分増えますので、ファンドへの信託手数料も必然的に高くなります。
そしてそれに見合ったリターンを長期に渡って得られているかというと、どうやらそうではないようです。
”敗者のゲーム”の考えに沿うならば、個人投資家の判断で特定の個別株を選んで投資するというのも、ベストな投資法ではないということになります。
なぜなら、個別株に投資するというのは市場平均に勝とうとする余計な行為で、しかも分散投資の逆をいく投資になるのでリスクも高くなるからです。
特に、日本株はボラティリティー(値動きの変動)が大きく、初心者が売買するのは米国株以上に難しいです。
なおかつ、将来的に株価がキレイに上がっていくかと言われると、かなり怪しいところ。
これからの日本のポテンシャルを考えると、正直言って日本株は長期投資の対象としては微妙と言わざるを得ません。
なので、投資の勉強をする時間を取れない方はあえてハイリスクな個別株投資をする必要はありません。
短期トレード
これは言うまでもないですね。
やるべきではないというより、時間的に無理なはず。
サラリーマンであれば、数日単位でのスイングトレードはなんとか出来ますが、その日のうちに取引をやり切るデイトレードやスキャルピングはまず出来ません。
たまに、平日に会社のトイレにこもってトレードをするトレーダー(トイレーダーなんて呼んだりするらしい)の話をよく聞きますが、アレはやらない方でいいです。
というか、絶対にやめてください。
仕事に全く集中出来なくなりますし、それ以前に、そんな片手間でやって利益を積み重ねられるほどトレードは甘くありません。
と言いつつ、僕も昔はトイレでトレードをしてた時期がありましたが、終いにはトイレだけでなくデスクに戻ってもスマホを見続けてしまい、仕事そっちのけになってしまいました。
そして、言うまでもなくトレードの成績もボロボロ。
少しやってみればいかに無理ゲーなのかがすぐに分かります。
そんなことしてないで、まずは仕事に集中しましょう。
夜間だったら空いてる!という人は24時間取引可能なFXでスキャルピングに挑戦なんてのも出来ますが、これもやはり難しい。
これについても、実際にやってみたことがあります。
結果は、惨敗に次ぐ惨敗。
少額なので問題はなかったですが、これで勝とうと思うとかなり多くの経験を積み重ねないと勝つのは無理だと分かりました。
なおかつ育児そっちのけでずっと画面に張り付いてる状態になってしまったので妻にめちゃ怒られ、潔く辞めることにしました・・・w
まとめ
子持ちサラリーマンにオススメの投資
- 余暇時間の少なさを考えると、日々の運用チェックが不要な長期投資が基本となる
- アメリカの将来性を疑っていない人は、米国ETFを分割で買い続けるだけで良い
- アメリカ以外にも投資対象を考えたい人、外国株に抵抗のある人はインデックス投信を毎月自動買付をしておくだけで良い
今回は、数多くある投資方法の中から、極力日々の負担にならず、かつ予備知識もあまり必要ないものをチョイスしました。
投資初心者が最初に手を付ける対象として、投資信託というのは非常にメジャーなものとなっていますが、その投資信託の中でどのファンドに投資するかは迷ってしまうところ。
中には証券サイトのランキングをそのまま信用した結果、長期投資にはあまり向いていないようなファンドを選んでしまっているということも少なくありません。
とにかく、よりシンプルに考えるのであれば、インデックスに投資するということだけやっておけば良いんです。
なぜなら、今後も地球全体の人口はさらに増え続けて行く見込みとなっており、それは世界の経済発展もさらに加速するということを意味しています。
なので、アメリカの、もしくは世界の株価指数に沿った運用についていけば自然と資産は増えていくはずなんです。
そう考えていけば、自分の状況がどうとか、そんなのは関係なく誰もが投資に参加できますよね。

これを期に、ぜひ投資にチャレンジしてみてください!
↓ポチッと応援よろしくお願いします!!