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銘柄分析 | ジョージ・ソロスのお墨付き?スパークス
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今回取り上げるのは、スパークス(8739)という投資会社です。

 

同社の代表取締役社長の阿部修平氏は、あの伝説の投資家であるジョージ・ソロスと親交があり、「最も長くソロス氏と付き合った日本人」として運用を任された経験もある凄い人です。

 

先日5月7日に同社の決算発表があり、株価が前日比プラス7%超上昇したこともあり、再度注目を集めています。

 

低位株でかつ財務が安定している会社について僕がスクリーニングした中で見つけた同社について、今回は調べてみました。

 

会社概要・事業内容

会社概要

  • 設立:1988年
  • 東証1部上場
  • 時価総額:370億円
  • 従業員数:168人(連結)
  • 主な事業内容:投資運用業務

スパークスは純粋投資会社。

自身の運用するファンドの資産残高報酬と成功報酬を収益源とするビジネスモデルとなっています。

投資対象は大きく以下の4つに分類されます。

引用元:スパークス決算資料

日本株式

同社の業績の大部分を占めている分野です。

    • スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)
    • スパークス・プレミアム・日本超小型株式ファンド(愛称:価値発掘)
    • スパークス・日本株・ロング・ショート・ファンド(愛称:ベスト・アルファ)

     

    など、ベンチマークは設けず、日本株を積極運用するスタイルをとっています。

     

    昨今のコロナショックにより基準価格は大きく下落してしまったものの、それまでは割と安定した運用をしていたようです。

    純資産もそこそこの水準をキープしています。

     

    ただ、全体的に信託報酬が高い(例えば”厳選投資”は年率1.804%)のがちょっと気になりますね。

     

    One Asia

     

    • スパークス・新・国際優良日本アジア株ファンド(愛称:日本アジア厳選投資)
    • スパークス・ベスト・ピック・ファンドⅡ(日本・アジア)マーケットヘッジあり/なし
    • スパークス・韓国株ファンド(愛称:韓国厳選投資)

     

    アジア諸国の優良株に投資するファンドも運営しています。

     

    ただ、こちらは運用益が思わしくなく、基準価格はどれも設定時の10000円を下回ってしまっています。

    純資産の流出も続いていることから、正直、ファンドとして成功しているとは言えない実績となっており、現状では同社の業績にはあまり貢献出来ていません。

     

    実物資産

    これは、ESG投資(環境・社会・企業統治に配慮している企業を重視・選別して行なう投資)のことを指します。

     

    • スパークス・グリーンエナジー&テクノロジー株式会社
    • スパークス・アセット・マネジメント株式会社

    を立ち上げ、再生可能エネルギーファンドに投資をしています。

     

    以下の図の通り、太陽光発電に最も注力しているようです。

    引用元:スパークス決算資料

    未来創生

     

    トヨタ自動車、三井住友銀行と合同で出資し、未来創生ファンドを設立。

    未来を見据えた以下の分野にて、国内外の有望企業に投資しています。

    引用元:スパークス決算資料

    2015年からのスタートということで歴史が浅く、具体的な運用実績はありませんが、今後の成長に期待です。

    業績

    引用元:スパークス決算資料

     

    直近の業績です。

    業績は運用ファンドからの以下の収益の増減によって決まります。

    • 残高報酬:ファンドの運用資産残高によって算出
    • 成功報酬:ファンドの運用成績によって算出

     

    グラフを見ると、成功報酬は時期によってムラがあるものの、残高報酬の方は比較的安定して推移しているのが分かります。

    これは、全体的に見るとファンドの運用資産を安定して確保できていることを意味します。

     

     

    引用元:スパークス決算資料

     

    営業費用・管理費の推移です。

    • 事務、業務委託費の増加
    • 人員増に伴う人件費の増加

    などの要因で、経費も徐々に上がってきています。

    ただ、ビジネス拡大をしていく上では許容範囲内で推移しています。

    株価推移

    スパークスの月足チャートです。

    株式分割を何度か行いながら、現在は株価400円台を高値とするボックス圏を形成しています。

     

    最近のコロナショックにて再度急落し、株価は安値圏の150円付近まで下落しましたが、徐々に回復。

    先日の決算発表が好感されて急上昇し、現在190円を推移しています。

     

    チャートを見ると、今は月足で過去何度も反発している安値圏付近の株価に位置していますので、今は長期で仕込む時期として非常にいいタイミングですね。

    投資指標
    • PER:12.41倍
    • PBR:1.92倍
    • 予想配当利回り:4.73%
    • 自己資本比率:63.7%
    • ROE:16.2%
    • ROA:10.4%

    投資指標で見ても、比較的割安な方です。

    財務も安定しており、配当利回りが非常に高いですね。長期保有向けだと思います。

    会社の強み、今後の展望

    引用元:スパークス決算資料

     

    スパークスの投資分野は時代とともに拡大してきました。

     

    日本株をメイン対象としているのは同社の設立当初から変わりませんが、その後には香港や韓国にも運用拠点を置くことでアジアも投資対象として取り込みました。

    さらに、2,010年以降にはESG投資や未来創生ファンドなどにも裾野を広げています。

     

    同社の狙いとしては、今後例え一時的な不況が長引いたとしても、景気に左右されない安定した経営基盤を固めることです。

    これは、リーマン・ショックによって同社の業績が大きく傾いた末に導き出した答えなんだと思います。

     

    昨今のコロナショックからの回復期で、日本株もまた全体的に大きく株価を上げるかも知れません。

    そうなれば、日本株を主要投資先としている同社にとっても非常に追い風になるでしょう。

     

    将来的には、これら後発の成長分野が業績を大きく牽引出来るほどに成長すれば、同社の成長が加速していく可能性は大いにあるかと思います。

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