はじめての方にオススメ
株式投資において必須。確率論的思考とは
スポンサーリンク

 

株式投資家の皆さん。

突然ですが、いつも投資に取り組んでいるとき、何を意識していますか?

 

人気の有無や企業としての成長性、配当の高さ、テクニカル的なエントリータイミング・・・。

はたまた、その銘柄自体に対する愛着、なんてのもあるでしょう。

 

そんな様々な思惑が錯綜する株式投資において、

必須になる考え方の1つである”確率論的思考”というものにフォーカスし、今回はお話しをしていきます。

確率論的思考とは

確率論的思考とは、世の中の全ての事象が不確実性(要するに偶然)に満ちているとして、物事を確率論的にとらえ、何事をも絶対視しないという考え方です。

 

確率といっても、必ずしも具体的に数字で表すわけではなく、さも当然であるような事柄に関しても

”100%なんてありえない、別の事態が起こる確率もあるはずだ”

と考えるだけで、それまでとは違ったモノの見え方が感じられます。

 

それが、この思考の本質的な意味になっています。

期待値だけを考えて投資すると危険

期待値、という言葉の意味は知っているでしょうか。

 

おっ、これは期待値高いなぁ!

なんて、特に計算したわけでもなくフワッとした言い方をしちゃうこと、ありますよね。

 

本来、期待値というのは、”値”というだけあって

その事象に対してどれだけ期待が持てるのかというのを数値化した上で、その大小を評価するものです。

 

ここで、期待値の求め方について1つ例を挙げますね。

仮に、以下のような条件のゲームがあったとします。

99%の確率で2万円をもらえるが、

1%の確率で100万円を払わなければならない。

 

これについての期待値を計算すると・・・

99%で2万円をもらえる・・・+2万円×0.99=+1.98万円

1%で100万円を払う・・・-100万円×0.01=-1万円

1.98万円-1万円=0.98万円

 

よって、このゲームの期待値は、+0.98万円。

+9800円です。

 

普通に考えて美味しすぎる勝負です。

こんなゲームに参加できるなら、なればやるほど儲かり続けることになります。

期待値だけで考えると、時間の許す限り挑戦し続けるべきです。

 

ですが、ここには1つだけ落とし穴があります。

考えなければいけないのは、運悪く1%を引き当ててしまった場合です。

 

そのときには100万円を払わないといけないのですが、もしもこのゲームに挑戦した人の所持金が100万円以下だったとき、一瞬にして手持ちがゼロになってしまいます。

それ以降のゲームには挑戦出来ず、ゲームオーバー。

 

何か言いたいかと言うと、

仮に期待値がプラスだったとしても、1回の負けで自分の軍資金を全て溶かしてしまうような損失になるのなら、そのゲームはするべきではない。

ということです。

 

期待値プラスなのは当たり前。

でもそれだけじゃダメ。

投資対象に資金を投じて良いのは、仮に負けたとしてもやり直しが効くレベルになってるのが大前提!ということです。

 

これを初めて知ったときは、けっこう衝撃でしたね。

  • 軍資金が多いほど株式投資は有利である
  • 小資金しか持ってない個人投資家の大半が相場から去っていく

 

なんてのは、このあたりが関係してるのかな?

と思ったりしてます。

短期的成功と長期的成功はイコールじゃない

もっとも、上で書いた話は、あくまで株式投資において長期的に成功したい人に向けてのことです。

 

長期的に安定した成功をし続けていきたい人は、期待値が高く、かつ最大損失が自分にとって軽微な範囲であるものを見つけ、そういった対象だけに集中して投資を続けていくことが必須となります。

 

ただ、短期で成功したいだけなら、破滅も覚悟の上で、1回の大きな勝負に賭けてみるという手もあります。

 

要するに、自分は

短期的に一発当てたいのか?

それとも長期的に安定した成功を得たいのか?

 

のどちらかで、確率論的思考を重視するべきか否かが決まるんです。

 

一発当てるだけなら、確率論はあまり考える必要がありません。

リスクを取れば、運良く大きな成功を得ることもそれなりにあります。

ですが、そのリスキーなやり方をずっと続けても、長期的に成功するのは難しいでしょう。

 

短期的な成功に照準を合わせた結果、

  • 上場ゴール(上場時が株価のピーク)と呼ばれる新興銘柄
  • 芸能界で瞬間的に世間の注目を集めたがすぐに忘れられる、いわゆる一発屋

    が日々量産されているけど、長期的な成功を収めるのは一握り。

    といえば分かりやすいですかね。

     

    ここで胸に刻んでおくべき教訓は以下の通りです。

    覚えておいて損はありません。

    • 長期的な成功は、短期的な成功の延長ではない。全くの別モノ。
    • それどころか、短期的成功は長期的成功を邪魔する原因にすらなり得る。

    株式投資で長期的に成功するにはどうするべきか?

    株式投資において多くの人が目指すのは、長期的に成功すること。

    であれば、何度でも言いますが、

    最大損失に注意しつつ、期待値が高いと思うものにひたすら投資し続けるべし!

    というのが、最適解になります。

     

    もちろん、これが必勝法とは言えません。

    ですが、確率というのは長期になればなるほど、期待値に向かって収束していく性質があります。

    なので、上記のスタンスをとるのが多くの人にとってベストな選択だと言えます。

     

    ここまでのお話は、以下の本から学んだことです。

     

    確率論的思考 金融市場のプロが教える最後に勝つための哲学

     

    ここでは、株式投資に関係しそうな部分のみを少しだけ切り取ってお話ししました。

     

    しかしこの本はそれに限らず、

    日常にある全ての事象を確率論的にとらえると、全く違った見え方をしたり

    これまでに成功者として称賛されてきた歴史上の戦国武将や世界の偉人たちも、

    確率論的に見ると非常に理にかなった行動していたことを細かく解説してくれたりと

    なかなか読んでいて引き込まれる内容が多かったです。

     

    お手頃な値段に見合わず、学ぶことが多い良書でした。
    あまり話題に出てこないこの本ですが、一度読んでおいて損はないですよ。
    スポンサーリンク

    Twitterでフォローしよう

    おすすめの記事